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突発性難聴!治療までのスピードが勝負!!
あれは今から20年ほど前のことになりますが、
グランドソフトボール(盲人野球)の選手として沖縄の国体に出場したことがあります。
それで私にとっては初めての飛行機旅行となりました。
しかし那覇空港に到着したのはよいのですが、飛行機を降りてからも耳が塞がって
人の声も音もほとんど聞こえなくなってしまったのです。
高い山に登ったりすると耳がツーンと塞がったようになったりしますが、
まさにあのどぎつい状態です。
音を頼りのスポーツですから耳が塞がってしまっては試合どころではありません。
目も不自由な私にとってはどうにもこうにも一人では身動きがとれませんし、
このまま聞こえなくなってしまうのではないかという何とも言いようのない
不安に襲われたことを思い出します。
旅行気分もどこかへすっ飛んでしまっていました。
その夜は早く床に着かせていただいたというか、
ふてくされて早く寝ることにしたのですが、
次の日目を覚ますと聴力は正常にもどっていたのでほっとしたことを覚えています。
事なきを得たのですが、あの時は風邪気味で体調が良くなかったのも
症状が強く出た原因ではないかと思っています。
いずれにしても、耳が聞こえないというのは大変不自由なものですね。
我々の治療院を訪れる患者さんの中には耳鳴や難聴を直接訴えてくる人もありますが、
多くの場合は肩こりや頭痛、めまいなどの治療に来られていて、
こちらから詳しくお尋ねすると、
「実は少し前から耳鳴りがしていて…」とか、
「いや、病院行っても治らんからあきらめてます」なんていうのがあります。
漢方では耳は腎臓と関係が深い器官とされています。
腎臓は水の臓とも言われ、この水(津液)は、
親から受け継いだ言わば生命エネルギーの源でもあります。
加齢とともにこの水(津液)は消耗していきます。
次第に足が弱り、腰が曲がり、髪は白くなり、耳は遠くなっていきます。
これはすべて老化現象であり腎臓機能の衰えを意味しています。
ですから、アル程度高齢になって耳が遠くなったりすることは一つの老化現象でもあり、
これは致し方ないなあということもありますが、
働き盛りの人の中に突然耳が聞こえなくなるという、
いわゆる突発性難聴を起す人があります。
これは老化現象とは少し違うようですから、
決して放っておいてはいけません。
今年1月に歌手の浜崎あゆみさんが自身の難聴を告白したことで
一機に注目を浴びることになった疾患でもあります。
突発性難聴は30―60代の働き盛りに多く、
ある日突然、何の前触れもなく発症します。
耳鳴りや回転性のめまいを伴うことがあり、ほとんど起こるのは片耳です。
その原因として、ウイルス感染や内耳の血流障害が疑われていますが、
今のところは不明です。
これはどの病気でも共通する部分ではありますが、ストレスや疲労が重なったり、
体調を崩したときに発症しやすいと言われています。
突発性難聴の推定患者は約3万5000人と言われ、
国の特定疾患(難病)に指定されています。
従来からステロイドの大量投与による治療が行われていますが、
副作用に苦しむケースも多いとされます。
最近の情報では、京大病院が世界初の聴覚細胞を再生する治療を始めたようです。
これは従来のステロイドの治療に代わる安全で効果が高い治療法として
期待されているようですが、まだまだ普及には至らないようです。
突発性難聴の完治は全体の3分の1程度とされているのですが、
発症から治療を受けるまでの時間が早ければ早いほど完治も可能です。
鍼灸においても同様のことが言えます。
2週間以内に治療を開始しないと回復率がガクンと落ちます。
難聴や耳鳴りを感じたら、その日のうちに耳鼻咽喉科を受診してください。
発症時の難聴が強かったり、回転性のめまいを伴った場合は、
糖尿病などがあると治りにくいと言われています。
鍼灸治療によって聴力が快復した症例も沢山ありますが、
やはり発症してから治療を始めるまでのスピードがものをいいます。
お医者さんに通院しながらはり治療を併用して治療される方もあるわけですが、
やはり患者さんの病気が良くなることが一番ですから、
私の治療院ではむしろ併用治療をお薦めしています。
治療開始が遅れて病院ではドウしようもないという患者さんに限っては、
それなりの期間を区切らせていただき治療をしています。
いずれにしても耳が不自由というのは大変なことです。
何度も言いますが、とにかくおかしいなあと感じたら、
一日でも早い診察・治療を受けられますことをおすすめします。
そして普段からの体調管理には十分にお気をつけください。
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