一本の鍼に心を込めて気を込めて! 小林鍼灸院 ロゴマーク  
院長の写真
治療方針 院長紹介 研究活動 治療院紹介
<< April 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
あなたも「漢字の成り立ち」について調べてみませんか!!
果実あるところで講演があり、面白いと言いますか興味深い話を聞きました。
皆さんは「民」という漢字の成り立ちをご存知ですか?
漢字は中国から日本に伝わってきたわけですが…。
この「民」という漢字は、「目」という漢字を針や釘で斜め下からぐさりと一突きしたところの形から来ているようです。
それで昔中国では、針で目を潰された奴隷のことを「民」と呼んだらしいのです。
我々日本人が使っている「民」という漢字のイメージからは想像もできないような恐い話ですよね。
でもその話を聞いてから自分でも漢字の成り立ちについて色々と調べてみました。
するとどうでしょうか!!
出てくる!出てくる!恐ろしい話が…!?
例えば「赤」という漢字の成り立ちは、上野「土」が貼り付けにされた人間を現し、下の縦2本の線と点々は燃え盛る火を現しています。
要するに火あぶりの刑に処せられた人間の皮膚が焼けて血が噴き出して赤く染まっている状態を現したのが「赤」という漢字だそうです。
「童」っていう字は、罪を犯して奴隷階級にまで下がってしまった罪人のことで、その罪人が歌っていたのが「童謡」だそうです。
ええ、それって「どうよう」なんて笑ってられません。
「県」っていう字は、生首から髪の毛が垂れ下がっている様子を意味しているとか。
「県民」なんて言葉、恐すぎ。
「幸」って字は、罪人を懲らしめる刑具である「枷」(かせ)の象形文字だそうです。
それで手枷など囚われの身ではあるが、少なくとも処刑は免れることができた。
それが転じて、だから「幸せ」という意味になったとか。
「七」という字は、腹を十文字に切り、そこから腸など内臓が飛び出している形を表したものです。
「政」って字ですけれど、政のつくりの部分は鞭を持って立っている人の姿で、被征服民を鞭でしばき上げて税金を搾り取ることを意味しているようです。
消費税もこの4月から8%になりましたし、庶民の暮らしは厳しくなるばかり。
「政治」とは、よく言ったもんですね。
このように調べれば調べるほど興味は尽きません。
それで恐いような話が多い中、「商」という字の成り立ちに突き当たりました。
この「商」には、色々な意味があって、その中で興味深いものを見つけました。
女性の出産シーンを現しているのが、この「商」という字だそうです。
説明すると、鍋ぶたは頭と手を現し、縦2本の線は胴体、その下のカタカナの「コ」の開いている部分を下に向けたものが足で股を開いている状態を意味しています。
その股の中の「ハ」と「口」は女性器を現しています。
子宝とは言いますが、昔の中国では何もないところから子供が生まれ、何もないところから知恵をしぼって富を産み出す商売とを重ね合わせて意味を持たせたのかも知れません。
それで「商」という字は富とか豊かさの象徴とされています。
ここからは私なりのちょっとした興味本位で調べたことなんですが…。
専門的なことなので一般の方にはご免なさいな話です。
我々鍼灸師が治療で用いるツボの中に、この「商」という字を用いているものがあります。
肺経の少商(木穴)と大腸経の商陽(金穴)と脾経の商丘(金穴)がありました。
肺経と大腸経は同じ金経で、陰陽関係にあります。
また脾経の商丘は土経の中の金穴になります。
これらの共通点はどれも金経であったり、金の穴であったりと金に関係があるのです。
また五臓の色体表の五音の中で「商」は肺金経に属しています。
このことから見て「商」という出産シーンを現す漢字と、肺金経との関係について少し自分なりに考えてみました。
我々の治療室に来られる方で不妊症などは肝虚陽虚証として治療することが多いのですが、出産の時にも血の変化は大きいものと考えられます。
漢方では「肝は血を蔵する」ところであり、当然出産時にはかなり影響を受けることになります。
漢方では肝は五行において木に属し、肺は金に属します。
この木と金は相剋関係にあっって、互いにいつも影響し合っている間柄です。
そういったところから、出産時に何かトラブルが起こったとき、これら「商」の字が用いられているツボを使用すれば、何らかの著効があるのではないかと推察しています。
古典の何処かにそのような記載がないかと想っていますが、まだ調べられていません。
無論現代では、鍼灸師として他人の出産時に立ち会うことはまず不可能ですし、その著効を確かめることもできないのですが…。
ともかく、漢字にはそれなりの意味が含まれていて、経穴(ツボ)にも必ず何らかの意味を持たせているはずだと想っています。
一時、経穴を数字など番号で表わそうという動きがあったりしたようですが(今もあるのかは知りませんが)、とんでもない話です。
そのようなことがもしも現実となれば、3000年の伝統を持つ東洋医学も廃れてしまうでしょうね。
鍼灸の道を志し身を立てている者にとって、経絡や経穴の恩恵は計り知れないものがあります。
我々はその事に感謝しつつ、これからも祖先の残された偉大な文化遺産を護り、そして後世へと弘め伝える使命があると想っています。
ということで、最後は何か改まった感じになりましたが、今回の漢字の話はこんな感じで終わりにしたいと想います。(笑い)
コメント
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
 
 
RECENT TRACKBACK
PROFILE