一本の鍼に心を込めて気を込めて! 小林鍼灸院 ロゴマーク  
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金木犀の匂いを嗅ぐと…?
我が家の庭には金木犀の木が13本植わっています。
毎年10月に入った頃からとてもよい香りを放ってくるんですが、今年は気候の変動のせいか10日ほど遅れてよい匂いを放つようになりました。
でもこの香りってなぜかトイレを連想させるんですよね。(笑い)
でもこの香りを嗅ぐと秋本番だなあと感じます。
それから金木犀という言葉を聞くと私はなぜか頭の中にあるメロディーが…。
そう、堀内孝雄がアリス時代に歌っていた「君の瞳は1万ボルト」です。
ふるいなあ、いつの話や!って聞こえてきそうですが…。
アリスやオフコース、チューリップや甲斐バンド、それに松山千春や中島みゆきの歌もよく聴きましたけど、同世代にとってはまさに青春真っ直中!ですね。
「歌は世につれ、世は歌につれ」というフレーズがありますが、まさに歌を聴いたり花の薫りを嗅ぐだけでも昔を思い出したりできるのですからこれが音楽療法やアロマテラピーなど精神的な療法として利用されるのも分かるような気がしますね。
ところで、臭いと言えば我々漢方の診察の一つとして聞診というものがあります。
これは患者さんの体臭、特に小便や大便の臭いを嗅ぐことで診察していくものなんですが、勿論それ以外でも口臭や汗の臭いなどでも診察の手がかりになります。
以前にガンの臭いを嗅ぎ分けるマリーンという犬(雌のラブラドールレトリバー)がいるということをある本を読んで知りました。
ガン探知犬の研究は2005年頃から始まって、現在もその研究は続いているようです。
2010年には、九州大学院消化器総合外科で、約300人分の検体を集めてガンの臭いによる判定が行われたようです。
その結果、大腸ガン・乳ガン・胃ガン・前立腺ガンなどの診断で、9割以上の確率で病気の判定に成功したとのことです。
これってすごい確率ですよね。
でも研究当初、ガン探知犬のマリーンは患者の呼気を嗅いで100%の確率でガン患者を嗅ぎ分けたと記録が残っているようです。
これはガンの超早期発見につながる取り組みとして注目されています。
でも残念ながらこの口臭を嗅ぎ分けることは人間にはできません。
でもでも、人間にでもちょっと鼻を利かせることで見分けられる病気もあります。
例えば糖尿病の方は甘酸っぱい臭いがすると言われており、これは私も何度か確認したことがあります。
果物(リンゴ・柿・バナナなど)の腐ったような臭いで、これは飢餓臭とも呼ばれていて間違った過激なダイエットなどをすることでも臭うことがあるようです。
また肝機能低下や肝炎の方はネズミ臭と言ってぼろぞうきんみたいな臭いがすると言われています。
気管支や肺などの呼吸器に病気があると息も腐ったような生臭い臭いがします。
腎機能低下、尿毒症などの腎臓の病気ではアンモニア臭がすると言われていて、また強い尿臭があれば膀胱炎や尿道炎が疑われます。
硫黄臭と言って腐った卵の臭いがあるときは、胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍など胃腸の病気が疑われます。
また口臭がドブ臭い場合は歯周病、もしくは生理的口臭のことが多いです。
生理的口臭であればちゃんと歯を磨いてケアーすれば口臭はほとんど解消できます。
ちなみに妊娠中に口臭の強い女性は早産になりやすいと言われます。
歯磨きをして出血するなどの場合、歯周病菌が体内に入り、プロスタグランジンという毒素が作られるようです。
このプロスタグランジンは陣痛促進剤にも使われる成分ですので、子宮を収縮させ、その結果として早産になる可能性が高まるということだそうです。
それからこれは臭いとは関係ありませんが、妊娠中に虫歯が痛くなって病院でも薬が使用できないということで、鍼灸で何とかならないかと過去に来院された方がありました。
でも虫歯は虫歯、治療直後はしばらくは痛みが治まっても繰り返し痛みが起こってきます。
それでその患者さんは痛みに耐えかねて赤ちゃんをあきらめざるを獲なくなりました。
なので子どもがほしいと考えておられる方は、妊娠する前に必ず歯の治療をすませておかれることを忘れないでください。
本当に大変なことになりますので…。
それで臭いの方に話をもどしますが、漢方では五香というのがあって五臓それぞれが変調した時には、特有な体臭・口臭を現すとされています。
肝はそう(あぶらくさい)とされ、何となく動物的な脂くさい臭いがします。
心は焦(こげくさい)とされ、汗臭いような、焦げ臭いような臭いがします。
脾は香(かんばしい)とされ、花や果実のような、やや甘い臭いがします。
肺は腥(なまぐさい)とされ、何となく、魚のような生臭い臭いがします。
腎は腐(くされくさい)とされ、何となく腐ったような臭いがします。
これらはこれとして現代にも通じるものもあり、診察・診断の手がかりともなります。
我ら漢方鍼医はこれら嗅覚のみならず五感をフルに活用しながら病体を把握し、治療へと結びつけていく訳ですけれど…。
時には五感以外の第六感に反応したりすることもあったりしますけどね?(結構大事だったりして)
ということで今回は臭いの話でしたけれど、最近は加齢臭とかおやじ臭とか言われて私なんかもその部類に入ってきてるのかと少し気になることもありますね。
巷では「スメハラ」とか言って、おやじ臭を振りまくのはスメル(臭い)のハラスメント(嫌がらせ)とまで毛嫌いされたりもしているとか…?
これって行き過ぎじゃないかと想うんですがね。
確かにお風呂にも入らず汚れた服を何日も着ているとか、歯を磨いていないとか、そんなのは論外ですが、そこそこ小綺麗にしていれば少々おやじ臭いくらいは赦してほしいもんですね。
人間といえども動物ですから体臭がするのは当たり前なんですから…。
まあ汚いとか、臭いとか、気にし過ぎるあまりに何でも消毒、防臭、抗菌、行き過ぎた清潔思考もどうかと想いますがね。
皆さん、綺麗にし過ぎると汚くなる!というのを知っていますか?
この辺はまたあらためて書いてみたいと想います。
とにかく健康にとっては何でもほどほどで良いのではないかと思う今日この頃です。
では皆さん、今回はこれにてごめんくさい!ということで失礼致しました。
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- | 2012/12/04 9:24 PM
 
 
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