一本の鍼に心を込めて気を込めて! 小林鍼灸院 ロゴマーク  
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低温やけどにご用心あれ!
今日は1月の20日。暦では大寒。
1年中で一番寒い時期です。
でも今日のこの暖かさは3月下旬なみのポカポカ陽気。
まさに真冬の中の春って感じです。
終末にはまた寒さが厳しくなるとかで、
こうなると体調管理が大変ですね。
ところで、皆さんの家にはカメムシ飛んできませんか?
ちょっと青くさい臭いを放つ何処にでもいるあの虫です。
私の住んでいるところでは昨年から大発生していて、
洗濯物に着いてくるわ、部屋の中をぶんぶん飛び回るわ、
いったい何処から入って来るねん!?ってくらい沢山います。
カメムシが大発生するとその冬は雪が多いとか言われたりすることもあるんですが…?
東北や北陸は大雪になったりしているみたいですが、
私のところでは一度だけ1糎ほどうっすらと積もっただけです。
子供の頃は雪が降ると妙にハイテンションになって嬉しくなったものですが、
今は「雪はスキー場だけでいいやろ」って感じですけどね。
それだけ“おやじ”になったということなんでしょうね。(苦笑)
それでまたちょっと話は変わるんですが、
冬場は暖房器具による低温やけどの被害が色々と出ているようです。
やけどは、皮膚が熱によって損傷された状態を言いますが、
直接火に触れたり、熱湯が掛かったりしたときだけでなく、
体温より少し高い熱が数時間作用しただけでも起こったりします。
これを低温やけどと言います。
例えば44度の熱なら6時間、46度なら1時間半でやけどを起こします。
この程度の温度では熱さや痛みを感じないため重症化しやすく、
やけどの中でも皮膚の損傷が最も深い3度に至ることも多いと言われています。
やけどの部位は足がほとんどだそうです。
温風ヒーターやこたつ、電気敷毛布に電気アンカ、
それに湯たんぽにカイロなど色々ご使用されていると想いますが、
足は体の中でも感覚が鈍く血行も悪いので低温やけどを起しやすいと言えます。
熟睡や泥酔しているときにやけどを起しやすいことからも、
睡眠薬の常用者、糖尿病などで知覚障害のある人は要注意です。
また脳梗塞などの後遺症で麻痺などのある人、
幼い子供も気をつけてあげることが大切です。
要するに暖房器具の着けっぱなしがよくないわけで、
寝る前に温めておいてスイッチを切ってから寝るとか、
タイマーを1時間、もしくは2時間程度に設定して寝るという工夫が大切ですね。
福岡県の50歳代の女性が、電気あんかを使用して寝ていたところ、
右足太ももに骨に達するほどの深い損傷を負って、
右足を切断する事態になったことが報告されています。
女性は糖尿病だったそうですが、
感覚が鈍く、やけどが進行しているのに気づくのが遅れてしまったとのことです。
とにかくカイロや湯たんぽなどは皮膚に密着させないことです。
温風ヒーターでも直接温風が当たらないように壁の方に向けるなどの注意が必要です。
実は私も寒い部屋で机に向かって作業をしていて、
足下にハロゲンの電気ストーブを置いていて低温やけどを起しました。
それほどひどくはないのですが、毎日同じ処にストーブを置いていたため、
左足のふくらはぎの外側をやけどしてしまいました。
今でもこたつなどで足が温まってくると、じわーっと疼くような痛みが出てきます。
低温やけどは時間をかけて深く焼けていくので、
皮膚表面はそれほどでなくても、なかなか治りにくくやっかいなことになってしまいます。
奥の方が壊死してしまうと皮膚の上からいくら軟膏をぬったりしても効果がありません。
ひどいときは、時間とともに皮膚が黒ずんで膿が出たりして、
場合によっては手術をしないといけなくなることもあります。
低温やけどは通常の熱湯などによるやけどとはまったく違うということです。
素人判断で治療してとんでもないことになる可能性もありますので、
ちょっとおかしいと感じたら低温やけどの専門医に受診されることをお薦め致します。
さあ、これからが寒さのピークです。
暖房器具の欠かせないこの時期をどうぞ事故のないようお過ごしください。
人生、勝つことよりも負けないこと!
今年も残すところあと少しとなりました。
本当に時の経つのは早いですね。
「士ジャパン」がWBCで、2大会連続の優勝を決めたのは今年の初め。
ともかく韓国との決勝でのあのイチローの渾身の一打はすごかったですね。
あれからもう随分経ったように想うのですが、まだ今年の話なんですよね。
それから今年は野村監督が率いる楽天の活躍も大いに我々を楽しませてくれました。
数日前、その楽天の監督をされていた野村克也さんがテレビに出ておられたのですが、
その中で「心が変われば人生が変わる」とおっしゃられていました。
引退寸前にまで追い込まれた幾人もの選手をどん底から蘇らせたことのある監督ならではの

含蓄のある言葉だと思いました。
まさに今、心がどう変わるか?どう変えるのか?
野村再生工場と呼ばれるだけあって、選手を見抜く目にはさすがに鋭いものがありますね。
心が変われば人生が変わる!今ある心をどう変えるか!?
今のこの瞬間の心に過去も未来も、
また成功も不成功もすべてが含まれているということですね。
過去には誰にも知られたくないような失敗や
消し去ってしまいたいような思い出もあるかも知れません。
でも過去はどうあれ今をがんばり抜いていけば、
やがて過去の苦い思い出もきっと笑える日が来るでしょうし、
それらはかえって自分のよき人生の糧となって未来に生かされていくに違いありません。
一番苦しいときこそ一番成長しているときだと思います。
マラソンランナーの君原健二選手のように苦しくなったら、
あの電柱まで、あの門までと歯を食いしばって一歩でも二歩でも前へ進むしかありません。
「朝の来ない夜はない」とか、
「闇が深ければ深いほど暁は近い」という言葉もあります。
勝つことよりも負けないこと!人生あきらめない限り希望はあるということですね。
21日に宇宙飛行士の野口聡一さんを乗せたロシアのソユーズが打ち上げられましたが、
これまでも数々の宇宙飛行士たちが大気圏外から地球を眺めたとき、
それまでの人生観が大きく変わったということを聞きます。
何ともいいようのない感動があるようです。
また大病をして死と向き合ったことで人生観が変わったという人もあるでしょう。
今まで悩んできたことがあまりにもちっぽけなことに思えてくるのです。
八方ふさがりで逃げ場がない、どうしようもない。
やることはやった、万策尽きた。
希望もない、生きる気力もなくなった。
どうして生きればよいのか…。
しかし、そんな最悪と想えるときでもきっと何か手はあるはずです。
幸せも不幸も、天国も地獄も、答えはその人の心にあるもの。
我々はこの世を楽しむために生まれてきたはず。
本当の楽しさや幸せは苦悩の中から生まれてくるもの。
一番苦しんだ人が一番幸せになるというのが人生の法則だと思います。
人生、そんなによいことは多くないですが、
でも8割悪くても2割よければバンバンザイです!
僅かな心の持ち方で楽しくもあり辛くもあり、
だから人生って面白いと想いませんか!?
今年はあまりよくなかったなあという人も、
来年こそは!と、心に秘めてがんばっておられる方もあるでしょう。
喜びも悲しみも立ち止まることはありません。
あせらず、あわてず、一日一日を大切に、
悔いなき人生、黄金の日々を綴っていきたいものですね。
では皆さん、よいお年をお迎えください。
そして来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
病気に対する『条件外し』と鍼灸治療!
今日なお西洋医学の進歩は目覚ましいものがあります。
しかしながら病人が減っているのかといえば決してそうではありませんね。
確かに高齢になればどこかしら体調も悪くなってくるわけですし、
少子高齢化社会に突入している日本ではやむを得ない現象ではあるのでしょうけれど…。
病気になっても医療で治る病気ならば問題はないのですが、
現在では難病・奇病といわれるような原因不明の病気が多く見うけられるのも確かです。
国の定める特定疾患は現在56あります。
そのうち11は今年の10月に新たに加えられたものです。
また3題死因と呼ばれているガン・脳卒中・心臓病も相変わらずの常態です。
原因が分からなければすなわち治療のしようがないというのが現在西洋医学の姿です。
またその原因追及を進めるがあまりの過剰な検査や薬の投与などは
患者にとっては苦痛の何ものでもありません。
患者は病気を治したい一心でひたすら耐えているに過ぎません。
マスコミでも話題になった奈良県の山本病院などの悪質なものはそれ以前の問題ですが、
人間不在の医療はもはや医療とは呼べないでしょう。
ところで医療のあり方について未来を展望するとき、
やはり「治未病」という考え方がとても大事になります。
発病してから治療を行うよりは未病の段階での治療、
すなわち、体が黄信号を出しているときに治療を行うということです。
まだ赤信号になる前での治療ですから早く治癒に導くことができます。
現代西洋医学でも予防医学ということで最近は注目されていますが、
東洋医学では数千年も前から「治未病」という考え方があり実践されてきています。
ここで少し考えてみたいと思いますが、
病気を発病するためにはいくつかの条件が必要となります。
必要というのもちょっとおかしな感じですが、
例えば風邪一つを取り上げてみても、
日頃の食事の不摂生に加え、仕事が忙しく徹夜が続いたとか、
薄着をしていた日の夕方に雨に降られて寒い思いをしたとか、
さらに偶々電車の座席の隣の人がコンコン咳をしていたとか、
そういったことがいくつか重なって風邪をひくことになるわけですね。
要するにいくつかの条件が重なって、
その人の体の恒常性の限界点を超えたときに発病するわけです。
難病においても同じことがいえると思います。
そこで病気にならないために、発病させないためにはどうすればよいのか?
結論から言えば、病気の原因となるいくつかの条件のうちの一つを
外してやればよいのです。
体が悲鳴を上げる前に、恒常性の限界点を超える前に、
その原因となる条件を外してやることです。
そのためには自分の日頃の不摂生を見直すことも大事になるでしょう。
また病気の起こる原因として精神的ストレス、心の問題もとても重要です。
この心の問題についても東洋医学では様々な臓腑と関連ずけて考えられています。
日頃の肉体的疲労を取り除き、精神をリフレッシュさせ、
生命力を強化するということにおいて、
発病させないための「条件外し」の治療として、
ここにこそ我々鍼灸師としての役割もあるのではないかと最近強く感じています。
検査しても異常はないが、でも具合が悪い…。
そのような人の治療を最も得意とするのが鍼灸治療でもあります。
病気を治すことは医療としてとても大事ですが、
病気にさせないための医療こそがこれからの最先端ともいうべき医療だと思います。
健康管理、病気予防の観点からも東洋医学、
なかんずく、経絡治療(漢方はり治療)の定期的な治療をお薦め致します。
成人の「臍帯血移植」が初めて成功した日!
今から11年前の1998年の10月22日。
この日は、成人の白血病患者に対して臍帯血(さいたいけつ)移植がされ、
日本で最初の成功例が発表された日です。
それまで小児に対しての臨床例はあったものの
まだ経験が浅いことから成人には難しいとされていたのです。
そのような中で行われた成人女性の臍帯血移植だったのですが…。
生きるか死ぬか、ほかに打つ手がない状態での最後の望みをかけた移植手術。
しかし術後も敗血症を併発するなど、
医師も「もうダメか」と思うほどの状態であったようです。
しかしその患者は軌跡ともいうべき快復を見せたのです。
同じ白血病で亡くなって行かれる方が沢山おられる中で、自分だけなぜ助かったのか?
自分は生きる価値のある人間であるのか?と思い悩まれたこともあったようですが…。
現在その女性は、臍帯血バンクの呼びかけなどの運動をされ、
全国を走り回られているようです。
この女性の症例がなかったなら
おそらく成人に対する再対決移植の道はかなり遅れることになっただろうと想像できます。
ちなみに臍帯血のことについて少し述べておきたいと思いますが、
臍帯血とはお母さんと赤ちゃんとを繋いでいるへその緒の中を流れている血液のことです。
この臍帯血には白血球・赤血球・血小板など血液細胞を作り出すための
造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)が多く含まれています。
この造血幹細胞はいわば血液細胞を作り出す種のようなものです。
例えば、白血病は正常な白血球を作ることができなくなり、
できそこないの白血球(ガン)がドンドン増えてしまう病気です。
このできそこないのガン細胞を抗ガン剤などで殺してしまい、
ドナーからいただいた健康な血液の種に入れ替えると治ることがあるのです。
造血幹細胞が多く集まっている骨髄、あるいは臍帯血、
それから体内を流れる末梢血にもこの血液の種は含まれています。
骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植の区別は、
血液の種をどこから取って来るかの違いにすぎません。
根本的には同じ治療になります。
しかし骨髄移植では、骨髄を提供するドナーにとってもそれなりの負担がかかります。
その点、臍帯血の採取は非常に簡単で必要な時間も5分程度です。
お母さんや赤ちゃんへの負担は全くなく、分娩の経過にも全く影響はありません。
ただし、臍帯血は時間が経つと固まってしまうため、
採取できるのは一生に一度、赤ちゃんが生まれる瞬間だけです。
このとても大事な臍帯血ですが、通常のお産では、
へその緒と胎盤の中に入ったまま廃棄物として捨てられてしまっています。
臍帯血移植が必要とされる病気は難治性の血液の病気で、
白血病はご存知の方も多いと思いますが、それ意外にも骨髄異型性症候群、
再生不良性貧血、悪性リンパ腫などがその代表になります。
私は今から4年前に悪性リンパ腫のため入院していました。
丁度抗ガン剤治療を受けている真っ最中のことでしたが、
歌手の本田美奈子さんが白血病で亡くなられたという
ショッキングなニュースが飛び込んできました。
周りには多くの白血病患者さんもおられ、少なからず自分と重ね合わせて
複雑な思いでテレビを見ておられたのではなかったかと想像します。
確かに私が入院していた4ヶ月あまりの間にも
治療むなしくお亡くなりになられる方もありました。
やはり現実の厳しさを痛感せざるを得ませんが、
でも骨髄移植や臍帯血移植により健康を快復され、
外来診察のついでに病棟まで元気な顔を覗かせてくださる方もおられました。
私は東洋医学の立場で日々仕事をさせていただいていますが、
医療に従事するものとして、東洋とか西洋とかいう違はあっても、
今目の前の患者にとってどうしてあげれば一番よい方法かを提示するとともに、
例えどちらに転んだとしても患者にとっては悔いのない選択をさせてあげることが
大事なことではないかと思っています。
ただ医療の限界が即生命の限界・人生の限界でないことを付け加えておきたいと思います。
私は臍帯血移植で助かる人があるのなら応援したいと思います。
先にも書きましたが、臍帯血の採取は一生に一度だけです。
これから御結婚、ご出産される方は頭の隅にでも止めておいてください。
現在では、もしも将来赤ちゃんが血液の病気になったときのために
臍帯血を保存される方も増えていると聞いています。
自分の臍帯血を使えば骨髄移植のような拒絶反応を心配することもありません。
ともかく、新しい一つの命の誕生とともにもう一つの命が生かされるのですから。
まさに「幸せのおすそ分け」ですね!
ナシは地味で目立たない果物だけど、でもね…
秋は果物の華やかな季節。
柿、ミカン、ブドウ、ナシ、リンゴなどと果物好きにはたまらない季節となりました。
その中で私の好きな果物にナシがあります。
ちょっと果物の中では色や形、果肉にもほかの果物のような派手さはありませんが、
上品な甘さというのでしょうか、それに透き通るようなみずみずしさがいいですよねえ。
ナシは歴史も古く中国が原産のようです。
昔のナシは硬くて甘味も少なく今のナシと比べれば、
食べられるような代物ではなかったとのことです。
しかし中国では「百果の長」として漢方の素材としても珍重されていたようです。
現在の日本のナシの美味しさは、
多品種同士の交配による改良に改良を重ねた結果といえます。
ナシにも色々な種類がありますが、
赤ナシと呼ばれる物には「幸水」や「豊水」などがあり、
一方青ナシの代表が「二十世紀」です。
私が「二十世紀」と言われて思い出すのは、
昭和60年に行われた鳥取県での若鳥国体です。
身障者国体として私が最初に選手として参加した国体です。
季節的にも11月だったということもあって、
行くところ行くところで美味しいナシを食べさせて戴いたことを思い出します。
最近は収穫が早まってナシは夏の果物というイメージもありますが、
本来は秋が旬の果物。
秋にとれる旬の食べ物には、肺・大腸の働きを補う物がたくさんあります。
水分をたっぷりと含みシャリシャリとみずみずしいナシには、
喉の渇きを停め、咳や痰、声がれを癒し、肌に潤いを与える効用があります。
黄砂の舞う乾燥した気候風土の中国では、ナシは喉や肺を潤し、
まさに燥邪による秋のトラブルを防ぐのにふさわしい旬の食べ物なんですね。
ナシの仲間であるカリンも喘息や咳止めに効果があることはよく知られているところです。
ナシは解熱作用があるとも言われていて、風邪をひいたとき、
熱を下げたり喉の痛みをとってくれます。
さらに、ナシには便秘によいという不溶性食物繊維が豊富に含まれていて、
これらは腸内細菌によっても分解されないので便のかさを増やす効果とともに、
水分を蓄える力も強く便を軟らかくしてお通じをよくします。
この他にもナシにはカリウムが多く含まれていて血圧を下げる効果や、
また利尿作用もあるため体の浮腫(むくみ)にもよいとされています。
よいナシの条件としては、手に持ってずっしりと重く形のよいものを選び、
背の高いものよりは横に大きく腰の低いものの方がよいとされています。
青ナシの「二十世紀」は、太陽に透かして表面が透明に感じられるもの。
赤ナシ系は、果皮に光沢があって丸いものがよいとされています。
「ナシ尻柿頭」と言われるくらいで、ナシは尻の方が甘味も強く美味しいです。
冷蔵庫で5度くらいに冷やして食べるのが美味しいですね。
ただしナシの仲間は体を冷やす性質があるので、
妊婦さんや冷え症の方、寒くなると咳き込む人などには、
食べ過ぎないように注意することが必要です。
一日に4分の1個程度を食べると病気予防に効果があると考えられています。
夏の疲れが出てくるこの時期、またインフルエンザの予防にもよいと思いますので、
どうぞ美味しく上手に取りいれてみてください。

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