一本の鍼に心を込めて気を込めて! 小林鍼灸院 ロゴマーク  
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健康管理は日々の心がけから…
現在は私の住んでいるここ滋賀も梅雨の真っ直中です。
年間の降水量の2、3割が集中する梅雨ですが、
ここ近年の傾向として局地的な集中豪雨となり、
各地で土砂災害や浸水の被害をもたらしています。
その雨の降り方はもはや熱帯地方のスコールですね。
これもやはり温暖化の影響なのでしょうか?
ともかくこの「梅雨」ですが、その語源を調べてみると、
梅が熟するところの雨なので「梅雨」となったという説や、
カビが生えやすい時季のため「黴雨」と呼ばれ、
これが「梅雨」となったという説もあります。
さらに毎日のように雨が降るところから「梅」の字が当てられたとも言われています。
なるほどぉ〜 納得、納得。
ともかくもこの時期は気温と湿度の上昇とともに気圧も大きく変化します。
カビやダニが繁殖し感染症や食中毒、
またアレルギーや関節痛、肌のトラブルなども起しやすくなります。
日中は夏の暑さでも朝夕は梅雨寒の日となって冷えることもあります。
また今は冷房による冷えにも気をつけなければなりません。
体調を崩さないためにも薄手のセーターやカーディガンを用意して、
体温調節をこまめにすることも大切ですね。
とりわけ今年は気候が不順で気温の変化もめまぐるしく、
急激な変動に高齢者ならずともなかなか体がついていけない、
そんな人も多いのではないでしょうか。
こういうときにこそ日々の食事、睡眠、運動には気をつけて、
特に多忙な方には規則正しい生活を心がけていただきたいものです。
適度な運動と栄養のバランスを考えた食事を摂ること、
そして質のよい睡眠です。
特に蒸し暑い夜は寝苦しいものです。
よくその日のうちに寝ましょう!と言われますが、
漢方における陰陽理論や自然界の営みから言ってもそれは理にかなった話です。
現代医学においても午後10時から午前2時のこの時間帯に眠ることによって、
成長ホルモンが沢山出るようです。
これは傷ついた体の修復や免疫力にも大きく関係しています。
ただし睡眠時間については個人差もありどれくらいが適当かというのはありません。
朝目覚めたときにぐっすり眠れたという充足感が大事です。
要するに、すぐ眠れる、ぐっすり眠れる、すっきり目覚めるというのが、
質のよい眠りということになるのでしょう。
寝不足が続くと仕事の能率も悪くなりますし事故も起しやすくなります。
健康管理の責任が自分自身にあることは言うまでもないことですが、
不摂生、乱れた生活など、なるべくしてなってしまった病気、
むちゃや油断から起るべくして起こった事故。
それらが死に関わるような病気や事故では悔やむに悔やみ切れませんね。
防げるものは未然に防がねば成りません。
体調管理には万全を期したいものです。
健康は日々の心がけから、ということでしょう。
うっとうしい梅雨も来週末には明けそうですが…?
しかしここ近年、梅雨の末期には被害をもたらす豪雨となる傾向にあります。
すでに東京や九州では被害も出ていますし、
今後の天候には十分お気を付けていただきたいと想います。
そして皆様のご健康とともに被害のないことを願っています。
漢方流スーパードクター!
最近ではテレビなどでよく紹介されている神の手を持つという医師。
スーパードクターとも呼ばれたりしていますが…。
判断力、実行力、技術もさることながら、
10時間を超え、場合によっては24時間、30時間を超えるような手術の中で、
あの集中力と体力もまさに超人的だといつも感心しています。
患者の命を救うという深い使命感、責任感がなければ、
決してお金儲けだけでできる仕事ではないと実感致します。
我々の漢方医学というか、鍼灸の歴史の中でも、
スーパードクターともいうべき、今なお語りすがれている人物も多くあります。
同じ一本の鍼(はり)と一つまみのモグサで患者を治療して行くわけですが、
一見すると単純とも思える治療でありながら、
使う者の経験や技によって自ずと大きな差異が出てくるのです。
漢方には独特の「気」や「経絡」といった概念があり、
また「陰陽五行論」などといった物の見方や考え方があります。
西洋医学とは根本的に考え方が違いますが、分かりやすく言えば、
「病気」ではなく「病体」を診ているのが漢方医学ではないかと思っています。
また物質的なものでなく機能的な部分、すなわち、
「働き」を重要視しているのも漢方医学の特徴です。
風が吹くと髪がなびき、大きな樹も揺れます。
気とは風のようなもので、目には見えなくても働きがあるのです。
我々の鍼灸治療は、いかに経絡の流れをよくし、
この気の働きを改善するかというところにあります。
以前にもこのブログの
病気に対する『条件外し』と鍼灸治療!
の中でも述べましたが、
鍼灸治療の最大の特徴は未病を治するところにあります。
古典には、上医は未病を治し、下医は既に病んだ者を治す、とあります。
体の不調を整え健康を保ち、発病させないための治療、
ここにこそ漢方医学、鍼灸治療の真骨頂があるといえます。
ではここで、我々鍼灸師に語り継がれている中国の逸話を一つ。
我々が現在も勉強して臨床に役立てている古典である
『難経八十一難』を編纂したとも言われている扁鵲(へんじゃく)についてです。
中国の名医の代名詞ともいうべき扁鵲は、
春秋戦国時代後期(紀元前200年頃)の人と言われています。
多くの古典に登場しますが、一番詳しいのは、
司馬遷の『史記』扁鵲倉公伝にあります。

ある時、噂を聞きつけた斉の国王の桓侯(かんこう)が扁鵲を宮廷に招きます。
扁鵲は王に謁見するなり、
「王様には、皮膚に病気を持っているようですから、
今のうちに治された方がよいでしょう」と忠告しました。
国王は、病気でない者を治したとして功績とするのであろうと想い、相手にしません。
5日後、2回目の時、
「王様には、血脈に病気がとどまっています。
治療なさいませんと病気はさらに深く入り込みます」と忠告します。
しかし桓侯は、何処も悪くないと想っているから受け入れることをしません。
さらに5日後、3度目の時、
扁鵲は、「病は胃腸に入りました。早く治さないと大事に至ります」と言いました。
それでも桓侯は返事すらしません。
さらに5日後、4度目の時、
扁鵲は桓侯に会うなり、一言も話さずに立ち去りました。
使者が理由を尋ねたところ扁鵲は、
「」王様の病はもう治りません「と。
「病気が皮膚にある段階では、煎じ薬や膏薬で治せました。
血脈に病気が入った段階なら、鍼や石針で治せました。
胃腸にあるうちは酒醪(しゅろう)で治せました。
しかし今日診たところ、病気は骨髄にまで至ってしまいました。
骨髄まで入りますと神様でもどうすることもできません」と。
それから5日後、桓侯は身体が痛み出し動けなくなりました。
側近はあわてて扁鵲を捜しましたが、もう国内にはその姿はありませんでした。
その後まもなく、桓侯は死にました。
扁鵲の名は天下に聞こえるようになりました。

この逸話が物語っていることは、
扁鵲という名医の診察力、診断力の素晴らしさは勿論ですが、
病気になってからでしか病院に行こうと思わない人たちや、
日頃からの病気に対する養生がいかに大事であるかを言っているのではないでしょうか。
私たちも色々と考えさせられる話であると想います。
我々鍼灸師も「医者の不養生」とならぬよう自己治療をしっかりしながら、
病苦に悩む人たちのために最善の治療ができるよう努力していかねばと想っています。
読書って楽しい!
皆さんは読書されていますか?
最近では活字離れ、本離れが進んでいるようですが…。
実は私も大きなことは言えないんです。
学生時代はほとんど本を読まなかった人間なんです。
30歳を過ぎてから読書の楽しさを覚えることになりました。
なぜもっと早く…、と今になって後悔しています。
私が目を患って入院したのが中学2年生の頃ですし、
高校1年生で失明したということもあって読書から遠ざかってしまいました。
視覚障害者には点字という文字がありますが、早く読める人は、
晴眼者が読書されるのとほとんど変わらないスピードで読んだりされます。
しかし私の場合は、とてもじゃないですが、
たどたどしくて自分で読んでいて自分がいやになるほどのスピードですから、
さらに読書嫌いに拍車がかかってしまいました。
今でも点字を読むのはあまり得意ではありませんが、
現在ではパソコンの普及と視覚障害者のためのソフト開発も進み、
点字のデータをパソコンで読ませたり、
また朗読ボランティアの方々の絶え間ない努力によって、
私たち視覚障害者の読書環境はとてもよくなりました。
読書離れの若者が増えているとはいいながらも、
近年では本好きの中高生が増えているようです。
幼児の読み聞かせ運動や、
学校で読書する時間などを設けるといった取り組みが功を奏しているようです。
むしろ活字離れが進んでいるのは大人の方で、
調査すると、4人に1人が「月0冊」だとのことです。
月に1冊というのが3割で一番多く、
5冊以上読むという人は1割程度だそうです。
理由は「多忙で時間がない」が3割、
「読みたい本がない」が2割とか…。
でもでも、多忙な中を通勤時間の電車の中や寝る時間を割いて、
毎日5分、10分と読書されている人を私は何人も知っています。
子どもの頃の読書体験が長じて読書量を左右するのかも知れませんが…?
ともかく、良書に出会ったときの感動は何とも言えない喜びがあります。
私は1度に3冊、4冊の本をあっち読み、こっち読みしたりします。
途中で興味が湧かずにほっぽり出してしまった本も沢山あります。
でもよい本は浮気することなく最後まで一機に読み終えてしまいますね。
仕事柄、医学に関する書物や鍼に関する専門書などは、
好き嫌いに関係なく読んでいますが、
それ以外は、特にジャンルに拘らず読んでいます。
その中で好んで読むのは、歴史小説や時代小説ですね。
最近読んだ本でよかったのは、浅田次郎著の『壬生義士伝』ですね。
それから、友人から薦められて読んだ本なんですが、
山口絵理子著の『裸でも生きる(25歳女性起業家の号泣戦記)』の本は、
とてもとても元気をもらいました。
実はこの『裸でも生きる』の続編があるのですが、
これはまだ点訳、音訳ともに出ていませんでしたので、
ボランティアの方に今プライベート録音をお願いしています。
出来上がってくるのを楽しみにしているところです。
今年は〈国民読書年〉ということです。
良書との出合いが人生を作ると言っても過言ではないと想います。
読書のために時間をつくれなくても、電車内や人を待つ合間など、
わずかの時間を見つけては本を開く、ちょっとした癖みたいなものですね。
本を開かなくても、常に持ち歩く習慣を身に付けるようにすれば、
本に親しむ第一歩となるかも…!?
私もまた夢中になれる本を求めて、これからも暇を見つけて、
毎日少しずつ本を開いて行きたいと思います。
またよい本が見つかったら、時々は紹介してみたいと想います。
ではでは。
低温やけどにご用心あれ!
今日は1月の20日。暦では大寒。
1年中で一番寒い時期です。
でも今日のこの暖かさは3月下旬なみのポカポカ陽気。
まさに真冬の中の春って感じです。
終末にはまた寒さが厳しくなるとかで、
こうなると体調管理が大変ですね。
ところで、皆さんの家にはカメムシ飛んできませんか?
ちょっと青くさい臭いを放つ何処にでもいるあの虫です。
私の住んでいるところでは昨年から大発生していて、
洗濯物に着いてくるわ、部屋の中をぶんぶん飛び回るわ、
いったい何処から入って来るねん!?ってくらい沢山います。
カメムシが大発生するとその冬は雪が多いとか言われたりすることもあるんですが…?
東北や北陸は大雪になったりしているみたいですが、
私のところでは一度だけ1糎ほどうっすらと積もっただけです。
子供の頃は雪が降ると妙にハイテンションになって嬉しくなったものですが、
今は「雪はスキー場だけでいいやろ」って感じですけどね。
それだけ“おやじ”になったということなんでしょうね。(苦笑)
それでまたちょっと話は変わるんですが、
冬場は暖房器具による低温やけどの被害が色々と出ているようです。
やけどは、皮膚が熱によって損傷された状態を言いますが、
直接火に触れたり、熱湯が掛かったりしたときだけでなく、
体温より少し高い熱が数時間作用しただけでも起こったりします。
これを低温やけどと言います。
例えば44度の熱なら6時間、46度なら1時間半でやけどを起こします。
この程度の温度では熱さや痛みを感じないため重症化しやすく、
やけどの中でも皮膚の損傷が最も深い3度に至ることも多いと言われています。
やけどの部位は足がほとんどだそうです。
温風ヒーターやこたつ、電気敷毛布に電気アンカ、
それに湯たんぽにカイロなど色々ご使用されていると想いますが、
足は体の中でも感覚が鈍く血行も悪いので低温やけどを起しやすいと言えます。
熟睡や泥酔しているときにやけどを起しやすいことからも、
睡眠薬の常用者、糖尿病などで知覚障害のある人は要注意です。
また脳梗塞などの後遺症で麻痺などのある人、
幼い子供も気をつけてあげることが大切です。
要するに暖房器具の着けっぱなしがよくないわけで、
寝る前に温めておいてスイッチを切ってから寝るとか、
タイマーを1時間、もしくは2時間程度に設定して寝るという工夫が大切ですね。
福岡県の50歳代の女性が、電気あんかを使用して寝ていたところ、
右足太ももに骨に達するほどの深い損傷を負って、
右足を切断する事態になったことが報告されています。
女性は糖尿病だったそうですが、
感覚が鈍く、やけどが進行しているのに気づくのが遅れてしまったとのことです。
とにかくカイロや湯たんぽなどは皮膚に密着させないことです。
温風ヒーターでも直接温風が当たらないように壁の方に向けるなどの注意が必要です。
実は私も寒い部屋で机に向かって作業をしていて、
足下にハロゲンの電気ストーブを置いていて低温やけどを起しました。
それほどひどくはないのですが、毎日同じ処にストーブを置いていたため、
左足のふくらはぎの外側をやけどしてしまいました。
今でもこたつなどで足が温まってくると、じわーっと疼くような痛みが出てきます。
低温やけどは時間をかけて深く焼けていくので、
皮膚表面はそれほどでなくても、なかなか治りにくくやっかいなことになってしまいます。
奥の方が壊死してしまうと皮膚の上からいくら軟膏をぬったりしても効果がありません。
ひどいときは、時間とともに皮膚が黒ずんで膿が出たりして、
場合によっては手術をしないといけなくなることもあります。
低温やけどは通常の熱湯などによるやけどとはまったく違うということです。
素人判断で治療してとんでもないことになる可能性もありますので、
ちょっとおかしいと感じたら低温やけどの専門医に受診されることをお薦め致します。
さあ、これからが寒さのピークです。
暖房器具の欠かせないこの時期をどうぞ事故のないようお過ごしください。
人生、勝つことよりも負けないこと!
今年も残すところあと少しとなりました。
本当に時の経つのは早いですね。
「士ジャパン」がWBCで、2大会連続の優勝を決めたのは今年の初め。
ともかく韓国との決勝でのあのイチローの渾身の一打はすごかったですね。
あれからもう随分経ったように想うのですが、まだ今年の話なんですよね。
それから今年は野村監督が率いる楽天の活躍も大いに我々を楽しませてくれました。
数日前、その楽天の監督をされていた野村克也さんがテレビに出ておられたのですが、
その中で「心が変われば人生が変わる」とおっしゃられていました。
引退寸前にまで追い込まれた幾人もの選手をどん底から蘇らせたことのある監督ならではの

含蓄のある言葉だと思いました。
まさに今、心がどう変わるか?どう変えるのか?
野村再生工場と呼ばれるだけあって、選手を見抜く目にはさすがに鋭いものがありますね。
心が変われば人生が変わる!今ある心をどう変えるか!?
今のこの瞬間の心に過去も未来も、
また成功も不成功もすべてが含まれているということですね。
過去には誰にも知られたくないような失敗や
消し去ってしまいたいような思い出もあるかも知れません。
でも過去はどうあれ今をがんばり抜いていけば、
やがて過去の苦い思い出もきっと笑える日が来るでしょうし、
それらはかえって自分のよき人生の糧となって未来に生かされていくに違いありません。
一番苦しいときこそ一番成長しているときだと思います。
マラソンランナーの君原健二選手のように苦しくなったら、
あの電柱まで、あの門までと歯を食いしばって一歩でも二歩でも前へ進むしかありません。
「朝の来ない夜はない」とか、
「闇が深ければ深いほど暁は近い」という言葉もあります。
勝つことよりも負けないこと!人生あきらめない限り希望はあるということですね。
21日に宇宙飛行士の野口聡一さんを乗せたロシアのソユーズが打ち上げられましたが、
これまでも数々の宇宙飛行士たちが大気圏外から地球を眺めたとき、
それまでの人生観が大きく変わったということを聞きます。
何ともいいようのない感動があるようです。
また大病をして死と向き合ったことで人生観が変わったという人もあるでしょう。
今まで悩んできたことがあまりにもちっぽけなことに思えてくるのです。
八方ふさがりで逃げ場がない、どうしようもない。
やることはやった、万策尽きた。
希望もない、生きる気力もなくなった。
どうして生きればよいのか…。
しかし、そんな最悪と想えるときでもきっと何か手はあるはずです。
幸せも不幸も、天国も地獄も、答えはその人の心にあるもの。
我々はこの世を楽しむために生まれてきたはず。
本当の楽しさや幸せは苦悩の中から生まれてくるもの。
一番苦しんだ人が一番幸せになるというのが人生の法則だと思います。
人生、そんなによいことは多くないですが、
でも8割悪くても2割よければバンバンザイです!
僅かな心の持ち方で楽しくもあり辛くもあり、
だから人生って面白いと想いませんか!?
今年はあまりよくなかったなあという人も、
来年こそは!と、心に秘めてがんばっておられる方もあるでしょう。
喜びも悲しみも立ち止まることはありません。
あせらず、あわてず、一日一日を大切に、
悔いなき人生、黄金の日々を綴っていきたいものですね。
では皆さん、よいお年をお迎えください。
そして来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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